いわきFCは9月9日、田村雄三監督から辞任の申し出を受け、双方合意のもと9月7日付で契約を解除したと発表した。
後任には、スポーツディビジョンダイレクターを務めていた田坂和昭氏が就任。田坂氏は8日からすでにトップチームのトレーニングを指揮している。
チームが4連敗を喫し、17位タイとなっている中での監督交代。クラブ創業時から長年いわきFCを支えてきた田村氏から、クラブ内部でチームを見てきた田坂氏へ指揮が引き継がれることになった。
田村雄三監督が辞任、双方合意で契約解除
いわきFCによると、田村氏本人から監督辞任の申し出があり、双方合意のもとで9月7日付で契約を解除した。
大倉智代表取締役は、前節の徳島ヴォルティス戦後に田村氏から辞任の申し出があったことを明らかにしている。
田村氏はクラブ創業メンバーの一人で、長年にわたっていわきFCの強化やチームづくりに携わってきた。
創業メンバーとしていわきFCの成長を支えた田村氏
田村氏は現役時代に湘南ベルマーレでプレーし、2010シーズン限りで現役を引退。その後は湘南で強化部スタッフ、ユースコーチ、テクニカルディレクターなどを務めた。
2015年にいわきFCの強化部へ加わり、2016年には強化・スカウト本部長に就任。2017年から2021年までは監督を務めた。
その間、クラブは福島県1部リーグ、東北2部南リーグ、東北1部リーグを経てJFLへとステップアップし、JFL優勝も経験した。
2022年からはスポーツディレクターやゼネラルマネージャーを務め、2023年6月に再びトップチームの監督に就任した。
監督だけでなく強化部門でもクラブに携わり、創設期からいわきFCの歩みを支えてきた人物だった。
4連敗で17位タイ、シーズン途中で監督交代
いわきFCは2026/27明治安田J2リーグで白星スタートを切ったものの、その後4連敗。記事掲載時点で17位タイとなっていた。
そうした状況の中で田村氏が退任し、新たにチームを任されたのが田坂和昭氏だ。
田坂氏は大分トリニータ、清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、栃木SC、ギラヴァンツ北九州、上武大学などで指揮を執ってきた。
2026年からはいわきFCのスポーツディビジョンダイレクターを務めており、今回、クラブ内部からトップチームの監督に就任する形となった。
田坂和昭新監督「原点に立ち返ること」
シーズン途中で指揮を引き継ぐ田坂氏は、「大きな責任と覚悟を感じています」とコメントしている。
チームの現状や選手たちの力を理解しているとしたうえで、現在のいわきFCに必要なこととして「原点に立ち返ること」を挙げた。
さらに、クラブが掲げてきた「魂の息吹くフットボール」に触れ、「最後まで走り、戦い、相手に立ち向かう姿勢を、もう一度チーム全員で取り戻したい」と決意を示している。
一つのボールや局面にこだわること、仲間のために戦うこと、最後まで諦めないことなどを重視し、日々のトレーニングからチームの基準を高めていく考えだ。
就任翌日からトップチームを指揮
田坂氏は監督就任後、8日からトップチームのトレーニングを指揮している。
これまでクラブ内部で選手やスタッフと関わってきた人物だけに、チームの状況を把握した状態から新体制をスタートさせることになる。
4連敗からの立て直しへ、田坂氏が掲げる「原点回帰」が実際のプレーや結果にどう表れるのかが今後の焦点となる。
まとめ
いわきFCは田村雄三監督から辞任の申し出を受け、9月7日付で契約を解除した。後任には田坂和昭氏が就任し、8日からトップチームのトレーニングを指揮している。
田村氏は2015年からクラブに携わり、監督や強化部門の責任者としていわきFCの成長を長年支えてきた。
一方、新監督の田坂氏は「原点に立ち返ること」を掲げ、「魂の息吹くフットボール」を取り戻すことを目指す。
4連敗で17位タイという状況から、田坂新体制でいわきFCがどのように立て直していくのか注目される。


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