第108回全国高等学校野球選手権大会で優勝した智弁和歌山の楠本龍生が、ベースボールチャンネル独自選出の「二塁手部門ベストナイン」に選ばれた。特に注目されるのは、準決勝の横浜戦で放った勝ち越し3点本塁打だ。
楠本は大会を通じて5番打者として全5試合に先発。打率.350(20打数7安打)、1本塁打、6打点、0盗塁という成績を残し、チームの決勝進出から優勝までの重要な試合で安打と打点を記録した。
楠本龍生が二塁手部門のベストナインに選出
今回のベストナインは、大会公式の表彰ではなく、ベースボールチャンネル編集部による独自選出だ。二塁手部門では楠本のほか、永田晴輝、有明の選手、有本豪琉、仙台育英の選手、水野央清、三重の選手らの名前も候補として紹介されている。
候補選手それぞれの詳細な成績や、選考基準の細部までは示されていない。そのため、楠本が他の候補を数字で上回ったと断定することはできない。一方で、優勝校の中軸を担い、準決勝と決勝で続けて結果を残した打撃面は、選出を考えるうえで大きな材料になったとみられる。
大会通算で打率.350、7安打6打点
楠本は智弁和歌山の全5試合に先発し、打順は5番だった。大会通算の成績は、20打数7安打、打率.350、1本塁打、6打点、0盗塁。単に安打数だけを見るのではなく、勝ち上がりの過程でどの試合に打点を記録したかを確認すると、終盤の存在感がより分かりやすい。
初戦の社戦では三塁打を記録。続く準々決勝の仙台育英戦では5打数2安打2打点をマークし、智弁和歌山は11-3で勝利した。大会の序盤から長打を含む安打を記録し、チームの攻撃に加わっていたことが確認できる。
準決勝・横浜戦で勝ち越し3ラン
楠本の大会成績を語るうえで、最も大きな場面となったのが準決勝の横浜戦だ。智弁和歌山が1点を追う3回、楠本は勝ち越しとなる3点本塁打を放った。
さらに7回には適時打も記録し、この試合は4打数2安打4打点。チームは横浜に7-1で勝利して決勝へ進んだ。楠本が大会通算で挙げた6打点のうち4打点を準決勝で記録しており、打点の面ではこの試合の比重が大きかったことが分かる。
ただし、本塁打によって試合の流れがどのように変化したか、相手チームがどのような反応を示したかについては、確認できる情報に具体的な記述はない。事実として整理できるのは、1点を追う場面で勝ち越し3ランを放ち、その後にも適時打を記録したことだ。
決勝でも2安打 優勝試合につなげた終盤の4安打
決勝では、智弁和歌山が健大高崎に4-3で勝利し、2026年8月22日に阪神甲子園球場で頂点に立った。楠本は決勝でも4打数2安打を記録している。
準決勝の2安打と合わせると、楠本は最後の2試合で計4安打を放ったことになる。準決勝では4打点を挙げ、決勝では2安打を記録。試合ごとの役割や得点への直接的な関与には違いがあるものの、チームが最終盤へ進むなかで安打を重ねた点は、ベストナイン選出の背景として注目できる。
また、智弁和歌山は準々決勝で仙台育英を11-3、準決勝で横浜を7-1、決勝で健大高崎を4-3で破った。楠本はこのうち準々決勝以降の3試合で、2打点、4打点、2安打という記録を残している。守備率や失策数などの守備指標、具体的な守備プレーは今回確認できないため、楠本の選出については、まず攻撃面の実績を中心に見る必要がある。
「公式表彰」と「独自選出」は分けて理解
今回の「二塁手部門ベストナイン」は、ベースボールチャンネルが大会を振り返る企画として選んだものだ。大会公式の表彰タイトルと同じものではないため、記事を読む際にはその違いを押さえておきたい。
一方で、独自選出であっても、選手の大会中の働きを振り返る一つの切り口にはなる。楠本については、優勝校の5番として全試合に先発し、打率.350、7安打、1本塁打、6打点を記録。なかでも、横浜との準決勝での勝ち越し3ランと4打点、健大高崎との決勝での2安打が、今大会の印象的な打撃として整理できる。
まとめ
智弁和歌山の楠本龍生は、夏の甲子園2026で全5試合に5番打者として先発し、打率.350(20打数7安打)、1本塁打、6打点を記録した。準決勝の横浜戦では、1点を追う3回に勝ち越し3点本塁打を放ち、7回の適時打と合わせて4打点。決勝の健大高崎戦でも2安打を記録し、チームの4-3の勝利を見届けた。
公式表彰ではなく、ベースボールチャンネル独自の選出ではあるものの、優勝校の中軸として重要な試合で打撃結果を残したことが、二塁手部門ベストナイン選出の中心的なポイントとなっている。

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